人材の多様性が声高に叫ばれているが実際のところはどうなのか?

こんにちは。

 

 野球のプレミア12をご覧になっていますでしょうか?私は野球が好きなので欠かさずTV観戦しております。しかし、侍JAPANは強いですね。若手でのチーム編成なのでWBCの時と比べると1.5軍という感じではありますが十分強いです。カープファンの私としては「ここぞの小園」でおなじみの小園選手が大活躍をしているので大喜びです。20代の若手の選手が所属チームを問わず侍JAPANに結集して力を発揮しているのは実に頼もしいですね。

 

 

 さて、冒頭に侍JAPANの話を持ってきたのは選手個々の所属や能力の違いが組み合わさり力を発揮する、ということから発想を飛ばし多様性について考えてみようと思ったからです。私も採用の仕事に関わっておりましたので以前からダイバシティ(多様性)という言葉がバズワードとして飛び交っていました。しかし個人的には外面だけダイバシティで内面は???と思うことが多々ありました。

 

 具体的には大学の偏差値で足切りをしてテストの点数やマークシートを塗りつぶす能力だけで採用するというやり方が正しいのかという疑問です。頭がいい人を取るのは大事なことではありますが絶対条件ではないはずです。それ以外にも体力がある人とかリーダーシップを発揮してきた人とか外国生活が長い人など、それこそ多様性に富む人材を企業の人事担当者が目利きして採用してこそ多様性のある組織を作ると思うのですが、皆さんはどのようにお考えでしょうか?

 

 これって人を評価する尺度が昭和の時代から1つしかないから学歴偏重主義になってしまうのだと思います。こうなってしまう背景も理解できます。どういうことかというと偏差値は客観的データで容易に判断がつきます。しかし、リーダーシップであるとか気配りができるとかはアピールする人の主観であり評価する人の主観なので偏りが出てしまうので採用の決め手にしづらいということです。

 

 長年、このような業界に携わって思うのは「偏っていても別にいいんじゃない」ということです。偏差値が高い順に採用したからと言って上手くいっているわけではありません。失敗した時の言い訳として「あの人は東大出身なんですけどね」とか「慶応出身者はあまり外れないと思ったんですけど今回はダメでしたね」みたいなことは多々あります。これも高偏差値大学の偏りですよね。だったら毛色が違う人を積極的に採用したら新たな何かが見えてくる可能性はあります。本当の多様性を求めるのであればこのくらいのショック療法をしてもいいんではないでしょうか?

今日はこんなとこです。

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