皆さん、こんにちは。
やっと秋を感じる気候になってきましたね。朝夕が寒くなったので紅葉もこれから色づいてくるのだと思います。そんなタイミングで日経新聞の10月25日付朝刊にこんな記事が掲載されていました。
インターン、採用直結型が4割に ルール変更で定着
これは日経新聞が独自に2025年度採用状況調査を実施して、2024年夏に採用に直結するインターンシップをすでに実施済みとした企業が39.6%と前年比で5.1ポイント上昇したと報じていました。詳しい情報は日経新聞のWeb版などで読むことができるのでご覧ください。
業種別にみると機械、建設、自動車、電機など理工系学生の採用をするために採用直結型のインターンシップを活用しているのがわかりました。学んでいることが仕事に直結しやすいので採用直結型のインターンシップを活用するのが合理的なのだと言えるでしょう。これに対して文系の場合は事務系総合職という括りで大雑把に仕事を提示されるのでなかなか採用直結型は難しいということでしょう。
しかし近年、ジョブ型雇用を導入する大手企業が出てきたので事務系職種でも職種別インターンシップを導入しているところがあります。例えば日立などはかなり細分化しているようですので興味のある職種に応募しやすくなっていました。
今後もこのトレンドは変わらないのかなと思います。懸念材料としてはまだ働いたことがない学生が妄想を膨らませて夢や希望に満ち満ちて確証バイアスに陥ることです。実際に働いてみたら大したことできないじゃん、と失望するところまでは今までもありました。そこからが問題なのですがジョブ型雇用で就職したら原則そのポジションの仕事しかできないので我慢してやり続けるか転職するしかないということです。総合職のようにジョブローテーションという概念がないということです。
ということで学生さんは選べる時間が長くあるので将来の自分にとって何がいいのかをしっかり検討して働き方を選んでみてください。その最初のきっかけがインターンシップでの情報収集だと思います。今日はこんなとこです。