昨日は内定式、あと半年で新入社員

皆さん、こんにちは。

 

 昨日は内定式という会社が多かったのではないでしょうか?私も今から27年前に内定式に出席しました。私のころは就職氷河期だったので手厚いフォローも何にもなく会場に集められて人事担当役員の話を聞いて頑張ってください、と言われて終わったと記憶しています。それくらい質素で特に印象に残るものではありませんでした。これから同期となるメンバーと酒を飲みに行ったことくらいしか記憶にありません。

皆さんはどんな内定式でしたか?

 

 さて、今回は世の中にどんな内定式があるのかを今日読んだ日経新聞を基に考えてみたいと思います。私の就活生のころと違って今は売り手市場ですから企業もあの手この手でフォローして内定辞退を防いで来春の入社式に無事入社して欲しいという気概を感じます。

 

 個人的に面白いと思ったのはZoffの内定式です。内定者がサングラスをかけて内定式に臨むというものでした。自社の商品で販売強化しているものがサングラスということでこのような内定式だったそうです。自分が社員になった時にこの商品をお客様にお届けする価値があるものだという認識を高める狙いもありますし、利益率が高い商品だから収益の柱にしていきたいという会社の方針を理解するのにも良いと思いました。

 

 内定式後の研修もいろんなものがあるそうです。例えばJTBは希望者を対象にJTBが開催を支援する「ホノルルフェスティバル」に参加する体験研修を用意しているとのことです。全員タダで参加させていたバブル時代のようにはいきませんが会社でどのようなことをするのかを体験できて同期との親睦も図れるのであればお金を払っていく価値があるかもしれません。個人的にはニトリの取り組みが一番現実的で好きなフォロー体制です。どのようなものかというと12月までには配属先が知らされて入社までに必要なスキルを強化するためのプログラムが用意されるのだそうです。卒論も終わって暇を持て余している時期に入社までに必要な力を身に付けられれば入社時に同期に差をつけることができるので真剣に取り組むと思いました。

 

 このように少子高齢化で若手人材が少なくなる今後はいかに会社の仕事に主体的に取り組んでもらいお客様に満足を差し上げてそれを自分の喜びに帰るかが重要になってきます。ただ楽しいイベントに参加させて何となく会社の一員になったような温い飲み会程度の内定者フォローでは優秀な学生は危機感を感じてそのような会社には入社しないことでしょう。だからこそ企業の人事担当者は採用だけでなくその後のフォローや研修に頭を悩ますのだと思います。

今日はこんなとこです。

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