皆さん、こんにちは。
9月に入り日中はまだ暑いですが夜になると涼しくなってきて過ごしやすくなってきましたね。こういった時期は私だけの感覚なのかわかりませんが寂しい気持ちになります。夏が終わってしまったんだなと感じるからなのかもしれません。
さて、2025年卒学生の採用戦線も落ち着き10月1日に行なわれる内定式までの時間をどのように過ごすか、というのは大事なことだと思います。私が学生の時は8月下旬から9月下旬の1か月間を使ってヨーロッパ大周遊の卒業旅行に行ってました。学生のうちしかできないことを全力でやろうと思っていたのだと思います。皆さんはどのように過ごしているのでしょうか?
昨今は採用戦線も大幅に前倒しされて3年生の夏休みから始まるインターンシップを皮切りに早い人では年内に内定が出ます。半分弱の学生は採用が本格的に始まる3月より前に内定が出ている状況です。GW前には半数以上が内定を獲得する状況になってきています。そうすると内定を承諾してから内定式までの時間が非常に長くなるので学生側は不安に感じることが増してくるかもしれません。それを解消すべく企業側は懇親会を開いたり入社前研修を受けさせたりと様々な策を講じています。
毎回こちらで引用させていただいているキャリタスリサーチの調査で「入社に向けた内定者フォロー」というのがありました。このデータで学生に取ったアンケートで内定者フォローや企業に対しての要望というのがありました。読んでみると「学業の負荷は人それぞれなのに入社前研修の負荷は全く同じなので不公平に感じる」であるとか「学生時代にできることを謳歌してくださいという割には課題が多くて大変です」などの不満があるようです。その一方で「入社前に取得しておくべき資格や知識の習得を早く教えて欲しい」という入社後を見据えて戦力になりたいという前向きなコメントもありました。
これに関して私が思ったのは企業側が学生に気を遣ってる一方で社員としてこれくらいはやってもらわないと困る、という半社員としての内定者の扱いに慣れていないということが原因なのではないかということです。強気にやり過ぎると学生が内定辞退をすると考えるし、甘やかしすぎると入社して使い物にならないということを危惧するのです。
これは完全に私見ですが、学校にお金を払って入学する立場ではないと学生は理解してるはずなので、会社のスタンスを明確にすべきだと思います。学生時代には一切何の課題も出さないので学生生活を謳歌してください。しかし、入社したら給料を払うので研修は厳しく行い結果も問います。結果が伴わなかった場合は試用期間中に解雇することもあります、ぐらい言ったらどうかと思います。
要は緊張感もなくダラダラと仕事に取り組まれても会社は迷惑でしょうし新入社員も力を身につけるためにはシビアな評価にさらされることぐらい理解してるはずです。結果に対する責任を明確にしないまま何となく内定者フォローをして無事入社してくれればそれでいいです、という企業の弱腰がどっちつかずの対応になってしまい、結果として学生の評判というか満足度につながらないのだと思います。
今日はこんなとこです。