皆さん、こんにちは。
お盆が過ぎ夕方から夜にかけてはだいぶ涼しくなりましたが日中の酷暑は相変わらずですね。日本の気候も亜熱帯化しているので局地的な豪雨が降るようになりました。昨日の東京都心の雨はマンホールが吹っ飛ぶほどの豪雨だったようで危ないですね。気を付けていきましょう。
さて、本日は就活沼について書いていきます。
この「沼」って言葉はいろんなところで使われるようになりました。要は何かにはまるということです。今までは好きなことに夢中になるなどポジティブな要素から結果として抜けられなくなって沼にはまる、という表現をされていました。私はカメラが好きなんですけど一眼レフでレンズが交換できるので良いレンズを探し求めて購入するとキリがなくなってしまいます。それを評して「レンズ沼」などという言葉があります。
それでは「就職沼」って何なのか?これは日経新聞の記事で取り上げられていました。記事を読むと昨年からインターンシップのルールが変わって企業側は採用に直結してよい、ということになったのでインターンシップを大幅に強化しました。学生側は行きたい企業のインターンシップに参加することで採用につながる確率を高めたいと考えるので積極的に参加します。大学の指導もインターンシップには参加するように、大っぴらに指導するようになりました。
このような状況で本来の就職活動年次だった大学4年ではなく大学3年の夏休みから実質的な就職活動が始まり学生が忙しくなりました。企業は夏休みを活用してインターンシップを実施するので大学3年生のの夏休みは旅行に行くなどの趣味に費やすことができず、アルバイトにも行けずひたすらインターンシップのスケジュールをこなすことに時間を費やすことになりました。それが就活の沼から抜け出せないという意味の一つとなりました。
もう一つ意味があるらしく採用の長期化がキーワードになります。どういうことかというと大学3年生から活動して大学3年の春休みには内定が出ます。厳密に言うと内定は10月1日に出すものなのでこの段階では内々定です。内定をもらうような学生はたくさんの企業から内定をもらうので自分にとってどこがベストなのかを考える時間が極端な話9月30日まであるということです。内定をもらっても内定をキープしておけば選べるし、まだ次を探すこともできるということで就活が終わらない、という沼にはまる学生も増えているようです。
そうならないためにも自分がやりたいことと身につけたい力を考えることが重要なのかなと思っています。今の時代終身雇用で生涯1社に忠誠を誓います、なんて人はいないと思います。会社を転々として地力をつけて頼られる人材になって高い給料と仕事上での優位性を作りたいというのが本音だと思います。なので昭和のサラリーマンみたいに大きな会社に入って安定を求めたいと思う人は沼にはまるのではないでしょうか?そんな気がしてなりません。
今日はこんなとこです。