6月1日から選考開始という虚しい響き

皆さん、こんにちは。

 

昨日は台風のような雨風が夜にやってきましたね。びっしょびしょになった方も多かったのではないでしょうか?ちなみに私はびっしょびしょになってしまいました。

 

 

 

 さて、本日取り上げるのは6月1日から採用の選考が開始されるというトピックです。一応建前上は現在の大学4年生のスケジュールとして3月1日から採用広報が開始されます。平たく言うとリクナビなどの就職サイトがオープンする日ということです。ここから会社説明会が始まるということになっています。筆記試験などの選考や書類審査(ES)を経て6月1日から採用選考、つまり面接が開始されるということです。

 

 実際にこのルールを建前上守ろうという会社はあります。経団連に加入しているような日本を代表する会社はこのルールを守っていますよ、という姿勢をみせます。でも実際のところはすでに内定を出しています。この件については以前のブログで内定率の紹介をしていますのでこちらをご覧ください。

 

 以前からこの違和感についてこのブログで書いています。なんでみんな守っていないのを知っているのに守ろうとするのか不思議です。この偽善を日本を代表するような大企業がやっていることが問題だと思います。これらの企業は最近JTCと言われています。

 

Japanese Traditional Company(伝統的な日本企業)

 

 これってイノベーションを阻害して日本の成長力を下げている企業と私は見ています。外圧に押されて重い腰を上げる企業で企業版の老害だと私は思います。採用も同じで外資系企業だとかIT企業だとかが形骸化したルールを無視して優秀な人材をどんどん採用していきます。それに泡を食ったJTCがルールを守っていますよという偽善で裏でコソコソ学生に接触しています。本当に優秀な人にはこの光景が虚しく愚かに見えているはずです。だからJTCはそっぽを向かれて優秀な人材が採用できずにいます。

 

 採用現場が責任を問われないように上位校の学生をとりあえず採用しました、ということをずーっと繰り返しています。採用された学生は「なんだ、この生産性もなく目的もよくわからない仕事は!」と仕事をしていくうえで気付いてしまい、安い給料で使われるのがアホくさくて外資系企業に転職するということなのでしょう。

 

 こんなバカな制度は一刻も早く辞めて欲しいと私は就職会社にいたころから考えていました。その会社を辞めて10年以上たちますがまだ同じことを繰り返していることに辟易としています。なんだかんだ言って大手企業に入社さえすれば社会的なステータスを得るので住宅ローンを組むのも何の問題もないし結婚相手もステータスを重視するのでアドバンテージがあります。周囲の人から尊敬のまなざしを得られるので学生側もJTCを選ぶ傾向があるので成り立っているのでしょう。色々とモヤモヤしますがこれが現実だということです。今日はこんなとこです。

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