皆さん、こんにちは!
花粉症の方にはつらい時期ですが特にこの2~3日は風も強かったのでひどかったですよね。私は比較的症状が軽い花粉症なのですが、目は痒くくしゃみが止まらず、夜寝ていても鼻水が止まりません。皆さんはいかがですか?
さて、3月も中旬となり就活も順調に進んでいると思います。そこで就職をする際に気になることの最も大きな部分は賃金が占めるのではないでしょうか?やりたい仕事があっても賃金が安すぎたら敬遠しますよね。そこで今日のお題がインフレと賃上げについてということを取り上げます。
最近賃上げのニュースが盛んに取り上げられています。なぜかというと平成時代の失われた30年で賃金は上昇せず雇用を守るということに主眼があり、結果として経済が成長しませんでした。いわゆるデフレの時代でした。賃金が上がらないので物価は上がらず、経済規模が拡大することもなかったということです。これがデフレスパイラルで消費をしなくなりますから企業活動も低迷してさらに景気が悪くなってしまいます。そんな時代が一昨年くらいまで当たり前のように続いていました。
しかしコロナが明けてから経済活動が活発になると需要が旺盛なのに供給がひっ迫して物価が上がるようになりました。ウクライナ戦争の影響もありますが諸外国のインフレの影響や為替の事情もあり日本でもインフレが起こっています。現状はコスト・プッシュ型と言われるインフレで原材料の高騰を価格に転嫁したインフレです。
これだと物が買えなくなり消費活動が減退していってしまいます。これに加えて現在の日本は少子高齢化で労働者不足で困っています。そこで人を雇うには人件費を上げて優秀な人材を確保しなければという機運が高まっています。人件費が上がることで労働者の賃金が上がり消費行動にポジティブに働きます。これが経済活動の好循環で良いインフレとされています。しかし、現状はまだ途上だと思います。日本を代表するような大手企業は積極的な賃上げをしてますが、中小企業まではまだ回っていないのが現状です。
大手企業から中堅~中小企業まで賃上げが浸透すると日本の経済的な活力は増して働く意欲も向上して心が豊かになる生活の質も向上していきます。こんな状況がやってくるのが望ましいのですが、途上段階の現在で日銀の金融政策決定会合が行われ、経済を引き締める政策に舵が切られる可能性があります。本日の夕方に記者会見があるのでそれを見てみないとわかりませんが、あまりポジティブな内容ではないかもしれないと個人的には思っています。
日本が活力を復活させて欲しいと思うし明日のことを不安に思わなくてもよい社会が実現して欲しいなと願っています。新卒で就職活動をしている皆さんも思いは同じだと思います。手間暇をかけてでも自分の将来に影響しますので悔いのないように活動して欲しいなと思います。今日はこんなとこです。