こんにちは!
年末年始は大学の授業が終わるタイミングが多く、学生のプレゼンテーションを聞く機会が多いタイミングです。そこで学生が大学で何を学び、経験し、将来どうなりたいかの話を聞いていると驚くほどほとんど同じことしか話しません。今年だけの特徴ではなく10年前くらいからこの傾向が見られます。
それではこの傾向とは何かということなのですが、時代の空気を反映していることと親の考え方をもろに反映した夢のない将来像です。
①安定した公務員になる。
何がやりたいかではなく、そこにいれば給料は安定し一生安泰である。
おそらく親が「公務員になって安定した仕事でくいっぱぐれがないようにしなさい」と言われてその教えを忠実に守っているのだと思います。
②パソコンや英語の資格を取れば就職できるのでこの資格を取りたい。
今時パソコンをいじれたから就職できるって、まさか若者から聞くとは思わなかったです。こんなことを言っているのは50代以上の世代だけではないでしょうか?パソコンが珍しかった世代だと使いこなせることが就職の近道という時代でしたが、今はスマホの時代ですしPCは大学の授業で当たり前のように使っているので教わらなくても使えるものではないでしょうか。英語に関しても今や普通に仕事でつかえる人も増えているので珍しくもなんともないですよね。インドネシア語が話せるとかベトナム語ができるのであれば重宝されるでしょうが、英語ができたところで就職に多少有利に働くかもしれませんが絶対就職に必要なものかと言えばそんなことはないと思います。
このように学生から発せられる言葉の端々にバブル世代の親の考えが反映されていると推測できます。学生さんには今の時代を自分のフィルターを通して見たうえで何が必要かを自分で考え、自分なりの将来予測に基づいて行動してもらいたいと思います。
今日はこんな感じです。