10月時点での大卒の内定率

皆さん、こんにちは。

 

 今日11月25日は憂国忌です。作家の三島由紀夫が市ヶ谷の自衛隊で決起演説後に自害した日です。当時の人々は何を馬鹿なことをしているのだと否定的な意見を持つ人が多かったようです。あれから53年たった今の視点で見てみるとアメリカの言いなりになって自己主張もせず経済だけが繁栄する日本を三島は憂いていたのに、いよいよ経済の発展が止まりデフレに苦しみ、挙句の果てに日本の国際的地位が低下し、国民の視点が後ろ向きになるなど考えもしなかったのではないでしょうか?

 

 

 さて、今日は10月時点の2024年卒大卒の就職内定率について見てみます。文科省と厚労省が今月11月17日に発表した10月1日時点のデータによると74.8%の内定率でした。コロナ前よりは2ポイント低いのですがリーマンショック後では4番目に高い数字なんだそうです。コロナ後ということもありサービス業やインバウンド関連業種の人材採用意欲が高いことが窺えます。

 

 今回私が着目したのはエリアごとの内定率です。関東は82.8%、中部は77.2%、近畿は73%と三大都市圏の内定率が高いことは当たり前です。これに対して北海道・東北が60.7%、九州は66.8%と結構な差がみられるということです。コロナ禍でテレワークでも仕事ができることは証明できました。一方で対面で仕事をすることの意味や価値が高まったこともわかりました。これらをハイブリッドして一部地域に仕事が集中することのリスクを考えて分散していくことが必要ではないかと考えています。

 

 選択と集中などという言葉がはやって久しいです。効率化と成果最大化に必要名考え方ですね。私はこの考え方に共感しています。しかし、日本は自然災害が多くこれから関東大震災級の地震が関東や中部、近畿地区で起こっても不思議ではありません。一極集中が過ぎると被害は甚大になり混乱が最大化するはずです。アフターコロナで仕組みを変えるチャンスなのだから働く場所や生活する場所を分散化してクオリティー・オブ・ライフを高めることも必要だと思います。憂国忌の今日だからこそ昭和的なものと令和的なものをしっかり検討して直すべきところと改善すべきことを考えてみました。

今日はこんなとこです。

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