こんにちは。
連日の猛暑日で嫌になりますね。集中力もなくなり仕事をしようという気力がなくなってしまいますね。就活を継続している学生さん、お疲れ様です。
さて、今日取り上げる話題は人手不足で採用戦線は活況というテーマです。これは少子高齢化で若い働き手のパイが減っているので積極的に採用しなければいけない事情とリンクしています。団塊の世代が退職したあたりから人手不足の話は出ていたので10年前くらいからでしょうかね。理想は即戦力を採用して売り上げを上げたいのですが、日本は転職市場がそこまで活性化しているわけではないのでどうしても戦力になるまで時間がかかります。新卒採用がメインなので仕方がない一面はあります。
そこで人手不足を補うために新卒の採用が企業にとって重要事項になっているのです。そうすると新卒で就職活動をしている学生さんは9割以上の人が内定を獲得できるという恵まれた環境にあります。しかし考えなければいけないのは人手が足りなくて採用した場合、人数合わせの側面もあり必ずしも優秀というわけではないケースが多いです。そうすると不景気、例えばリーマンショックやコロナショックのような不測の事態が起きて経営的に厳しくなった場合にどうなるかを考えてください。
日本では解雇規定が厳しいので簡単にクビにすることはできません。しかし辞めさせるようにあの手この手で社員を追い詰めて最終的に自主退職に追い込まれていきます。1990年代後半からのデフレ経済の時にリストラが流行してメンタルを追い込まれた会社員がうつ病などを発症することが多くなったのもこのせいです。こうやって書くとみんな大変だな、となりますが会社に残って活躍する人の方が多いのも事実です。
結局のところ元々が優秀で経験を積んでさらに成長していく人は戦力として期待されているということです。これから就職する皆さんが意識しなければいけないのは会社から内定がもらえて嬉しいと喜んでいるだけではダメだということです。たまたま採用されやすいタイミングに生まれただけです。入社してから成長するための努力をして成果を出さなければいけないのです。会社にしがみつくのではなく、どこでも通用するくらいの実力をつければキャリアアップの転職も可能になります。だからこそ今の採用戦線の活況に浮かれることなく将来の自分のために努力することを忘れないでください。
今日はこんなとこです。