ESや面接で求められる自己PRってどういうことなんだろう?

こんにちは。

 

 今週は5月初旬の暖かさということで汗ばむような陽気でしたね。花粉も絶好調で鼻水は止まらないし目はかゆくなるしで散々な日々を過ごしています。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

 

 さて、今日のお題は「ESや面接で求められる自己PRってどういうことなんだろう?」ということについて書きます。今や大学では授業などでもキャリア科目で就職に関わることを教えています。その中でなりたい自分はどういう自分か。その目標に到達するためにギャップをどのように埋めていくか。そのためにどのように取り組んで、何を学んで、それを社会でどのように活かしたらよいか。これらのことを自己PRにまとめていきましょう。大体こんな内容だと思います。

 

 これ自体は全くその通りだと思うのですが、私は少し違和感を感じます。どこに違和感を感じたかというと全て「I」メッセージだということです。「私は」という目線で自己主張全開なところに違和感を感じます。なぜそう思うかというと自分だけではなく相手も存在するのに相手のメリットになるようなことよりも自己主張が優位になるとお仕着せがましくありませんか?これが私の違和感でした。

 

 この違和感にわかりやすくメッセージを残してくれた人を見つけました。テレビプロデューサーの佐久間宜行さんです。彼が何を言っているかというとこんな感じです。

 

Q:会社が若い人に求める自主性とは何なのでしょうか?

A:自主性は大事ですが、会社が使う「自主性」は若い人たちへの解像度が低いと感じます。企業はやはり「辞めずに組織でうまくやれる前提の上で、勢いがある若者」というのを重宝するんです。その中で、仕事に自分だけの行き過ぎたこだわりを持ち、無意味な自己主張や不満を出せば、現場で信頼されず、裁量も与えられない。長い目で見ると、どんどん自分の時間を失います。周囲と信頼関係を築いて少しづつ「任される」範囲を増やしていった方が、間違いなく自分の働き方を確立しやすくなる。会社と折り合いをつけながら自主性を発揮していけば、いずれ自分らしく働ける環境が整うということです。

 

 長い引用になりました。これは日経新聞新卒広告特集のインタビュー記事に掲載されているものの一部を紹介しました。良い記事ですのでバックナンバーでご覧いただきたいなと思います。自分と相手がいて相手の信頼の下に裁量は広がっていくというのはごもっともだと思います。この視点を持って学生生活の中で培った力をアピールしたほうが受け入れられやすいと感じます。今後検討してみてください。

今日はこんなとこです。

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