2024年卒採用戦線がスタートしました。

こんにちは。

 

 今日は4月の陽気化というくらい暖かかったですね。朝夕は冷え込みますが日中はすっかり春ですね。そんな3月1日は就活生にとって採用広報が解禁になる初日なので意味合いが他の人たちとは違う人いえるでしょう。実際、日経新聞の二部刷りで新卒広告特集が組まれています。

 

 とは言えども採用戦線がスタートしたその日の日経新聞本紙2面に

「新卒採用内定はや2割」

という見出しとともに現状の内定率が記事になっていました。この記事によると2017年卒の学生は2月時点で内定率が2.9%だったものが2024年卒の現3年生の2月時点の内定率は19.9%と2割に達していると報じています。

 

 この結果が何を意味するのか?すぐにわかる事実としてはルールなんかあってないようなもの、つまりは形骸化しているということです。なぜ形骸化するのかと言えば外資系企業やIT企業などが早めに動いて優秀な学生を確保してしまうからそれに追随して他社も活動を早期化するからです。こんなことは言うまでもなく見たまんまの事実です。

 

 もっと根本的な理由を私なりに考えたのですが大学での経験や勉強などこれっぽっちも重視していない企業の考えが表れているということです。24卒の学生は入学の時点でコロナの影響でオンライン授業でキャンパスライフを謳歌することはありませんでした。昨年あたりから対面式の授業が大幅に増えてやっと大学生らしい生活が始まったのもつかの間インターンシップが始まり就活モードに突入します。そこからは大体皆さんが経験している通りの流れでうまくいけば現時点で内定を貰っているということになります。

 

 ロクに学生っぽい生活をしているわけでもなく大学生らしい勉強の代表と言ってもいいと思いますがゼミ活動など始まったばかりだろうにその成果をアピールすることもなく就職戦線に組み込まれます。そしてエントリーシートで学チカは何ですか?などと聞かれてそれらしいことを書くと次のステージに行けるわけです。要は企業が気に入りそうなことを書くか、もっと言ってしまえば企業のお眼鏡に適う大学に通っていればそれでいいわけです。大昔からこんなことを大手企業はし続けているわけです。その結果、日本の会社にイノベーションが起こらず経済が停滞している一因なんだろうなと思います。

 

 これからの時代を担う皆さんは安定を求める気持ちもわかります。しかし、安定は黙っててもみんなに与えられるものではありません。努力の上に結果として安定だと感じられるものがついてきたと考えたほうがいいでしょう。何事にも生みの苦しみはあり、そののちに達成感や安定はやってくるのです。だからこそラベルだけで判断するような会社ではなくこれからの社会を変えるのではないかという可能性のある面白い会社を見つけてチャレンジして欲しいと思います。

今日はこんなとこです。

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