こんにちは。
まもなくゴールデンウィークを迎えますが就職戦線はまず一つのピークが収束に向かうタイミングです。忙しく活動されている学生さんも多いことでしょう。皆さんはいかがでしょうか?
今回はインターンシップについて書きます。例年だと6月から現3年生向けのインターンシップ情報サイトが解禁されます。そこで情報収集をして夏休みを活用してインターンシップに参加するというのが一般的です。
実際現在の就活生である4年生がどのように活動していたのかというデータがキャリタスリサーチに掲載されていましたので共有します。この調査データによると半日参加や1日参加の座学中心、グループワークをやる程度の内容がほとんどです。就業体験というにはほど遠い内容で学生の名簿集めという実態がわかります。
このような現状はインターンシップ≠採用直結のはずなのに採用に直結しているのでルールが形骸化されています。4月19日付の日経新聞の記事で政府見解としてインターンシップ=採用直結に見直すと報じられました。背景としては優秀な学生が外資系企業のインターンシップを経由して採用される事例が増えたり、日系の企業でもルールを守っていない現状があるからです。それであればしっかりしたインターンシッププログラムを通して就業意識を高めるという本来の趣旨に修正しようということでしょう。
この見解から2024年卒の現3年生から適用していくようなのでインターンシップの意味が変わってきて、企業も堂々と採用直結をうたったインターンシップを実施するはずです。これは今までと大きく変わることはないでしょうが大手企業は内容の充実を図ったプログラムを用意するので定員を絞り込むので間口が狭まります。今まで半日や1日でやっていた企業も真剣に採用に直結させたいと思っていれば内容を充実させて定員を絞るはずです。
つまりインターンシップが本来の意味で運用されることにより参加できる学生が絞り込まれていきます。目指す方向が決まっている学生には朗報ですが、ふわふわしている学生は今まで通り1日のインターンシップもどきに参加して方向性を決めていき、そこから企業を探していくことになるでしょう。3年生になってから方向性を模索するのか入学当初からある程度方向性をイメージするのかでスタートダッシュが変わってくるということです。今日はこんな感じです。