総選挙の結果が出て「PR」について考えてみた。

こんにちは。

 

 昨日は衆院議員の総選挙がありました。投票前は自民党がどれくらい議席を落とすのか、立憲民主党が共産党を含む野党と共闘した結果どれくらい議席を伸ばすのか、といった話題がありました。しかし蓋を開けてみたら自民党のかすり傷、立憲民主党のまさかの議席減、日本維新の会の大躍進、という予想外の結果となりました。

 

 私は政治評論家ではないのでなぜこのような結果になったのかを論じません。職業柄気になったのが当選を目指して各候補者がPRしたこと、政党が比例区で議席を確保するためにPRしたこと、総じて「PR」とは何なのかについて私見を述べます。

 

 今回の選挙の争点は自民党が「成長と分配」を掲げ、野党もほぼ分配について有権者にPRしていました。ほぼ差がなかったと言えます。それなのになぜ自民はかすり傷で立民は惨敗だったのか?私の見方としては「どうせ同じことを言っているのならば、満足はしていないけど大きな不満もない政権運営をしているので自民党でいいや。それなりに実績もあるしね。」ということで消極的選択で自民党を選んだのだと思います。

 

 これって就職活動でも同じようなことがあると思います。どういうことかというと「どっちも同じような能力と個性の学生であれば偏差値が高い(=社会的信用や人材輩出の実績がある)学生を採用しよう、ということが往々にしてあるからです。

 

 選挙でも就職活動でもブランドや地盤、看板、カバンを持たざる者はこの理屈だと必ず負けてしまいます。であれば、持たざる者が勝つためには持つものとは違う対抗軸を示さなくてはいけません。差別化ってやつですね。これをやったからと言って必勝というわけではないのですが、必ず負けるよりはマシなのでリスクを取って対抗する何かをアピールすることがいかに大事か、ということをこの選挙で考えてしまいました。

今日はこんなとこです。

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