企業側の採用満足度はどのようなものだったのか?

こんにちは。

 

 10月は総理大臣が菅さんから岸田さんに変わり、すぐに総選挙とあわただしい動きが政治の世界で見られますね。私は既に期日前投票で選挙は済ませていますので31日に

どのような結果になるのかを待つばかりです。

 

 さて、今回は企業側の採用満足度はどうなっているのかについて書いてみます。データはキャリタスリサーチのものを参考にさせてもらっています。

 

①内定充足率:これは採用予定数に対しての内定者の割合のことですが、今年は76.2%でした。昨年が78.7%だったので2.5ポイントダウンしました。ダウンの率で突出して多かったのが金融で83.6%(昨年は91・6%)と8ポイントのダウンでした。全体的に重複内定が多く、自社を選んでもらえなかったのだろうと推測されます。そして無理に数合わせの採用をしなかったのでしょう。金融はフィンテック推進のため理系人材を積極採用しているのでメーカーやIT企業と競合すると文系と違い、金融は負けてしまったのでしょう。

②採用状況の満足度:言葉の意味そのままですね。質量ともに欲しい人材を欲しい人数確保できたかということです。質量ともに満足と答えた企業は37.2%で昨年が47.9%ですから10.7ポイントもダウンしています。どの業界もほぼ満足度がダウンしています。早期化の動きに対応して学生に早期接触して優秀な学生に内定を出しても、よそも同じことを考えているから重複内定となり、辞退者が続出したということでしょう。

③オンライン採用の影響:昨年のコロナ禍からオンライン採用が定着しました。日程が組みやすいとか会場費がかからないとか企業側のメリットはたくさんありますが、余りあるデメリットもあります。「志望動機が見えづらい」「キャンセルや無断欠席が多い」「オンラインではどれほど良いと感じなかったが、対面ではかなり好印象だったので見極めが難しい」などという声がありました。採用した後の新入社員研修でどのように化けるかorさなぎのままで終わるのか、未知数で怖いというのが本音ではないでしょうか?

 

 このように企業側もコロナ禍で踊らされながら採用活動をしているということです。そしてDXなどの言葉が働き方や仕組みなどあらゆるものが革新的に変わっていく時代なので昭和を引きずった人材採用・育成も変わってきているということでしょう。これから就活する大学3年生は会社に依存するような働き方(安定しているとかボーナスがもらえるとか待遇ばかりに目がいき、何をしたいかが明確でない状態。大手であればそれでいいという考え方)ではなく、自力で何とでもなるサバイバル能力を身に付けたほうがいいかもしれません。今日はこんなとこです。

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