こんにちは。
この間のブログでは内定式について書きました。10月1日はたいていの会社が内定式を開き、来年入社の内定者との懇親会などを開いたりしていました。ただ10月1日に就職を希望するすべての学生が内定を保持しているわけではありません。そこで来年卒業する限4年生の活動状況がどうなっているのかを見てみましょう。
データはキャリタス就活2022の学生モニターアンケートを基に考えていきます。
10月1日現在の内定率は88.4% (昨年は88.6%なので微減)
→企業の動き出しが早かったので6月までは内定率の数値が前年に比べて高かったはずなのに10月の正式内定の段階では減っている。おそらくその年度の学生をしつこく追うのではなく、次年度の学生採用に力を入れるようになったのではないかと推測する。
これは昔から「採用は人数などの量ではなく、能力ややる気などの質を追う」ということが言われていました。とは言えども少子高齢化で若手の働き手が少なくなってきているので量を追う採用をしていました。しかし、ジョブ型雇用などの仕組みを導入していく中で新卒にこだわらず、中途採用も視野にお任せする仕事に対して報酬を支払う流れになってきています。新卒一括採用からの年功序列賃金で会社に忠誠を誓わせコキを使う、という時代ではなくなったので無理して数合わせの採用をしなくなったのだと私は見ています。
昨年と比べて数値が微減となり潮目が変わった雰囲気は感じられますが、まだまだ新卒偏重という風潮は変わりません。確実に言えるのは採用活動の早期化は変わらないので早めに動いて、どの業界に狙いを定めるかを明確化し、志望動機を固めて活動できた学生は内定を得る確率が高いということでしょう。
今日はこんなとこです。