採用広報が始まる前に内定をもらっている学生が昨年より増えている

こんにちは。

 

 今日のお題は「採用広報が始まる前に内定をもらっている学生が昨年より増えている」件について考えてみます。採用広報というのは3月1日に各社が提供する就職サイトの本サイト(インターンシップの募集はプレサイトと言います)がオープンすること、と考えるとわかりやすいと思います。大学と企業との取り決めでここ数年はこのタイミングが採用広報解禁日ということになっています。

 

 しかし、プレサイトがオープンしているということは実質的には昨年の6月1日のプレサイトオープン日が採用広報解禁日と言ってよいでしょう。夏休みや秋学期の授業終了後や土日に企業と接触した学生さんは多かったはずです。内定とは言われないまでも内定の優先権を差し上げます、的なことを言われた方も多くいたのではないでしょうか。

 

 この辺のことをデータで説明したいと思います。毎回このブログで紹介しているキャリタスリサーチの「2月1日時点の就職意識調査」によると2月1日時点で本選考(インターンシップではなく、入社試験という意味)を受けた学生は60.3%で昨年より12.5ポイントも増加しています。そのうち内定をもらった学生は13.5%で昨年より3.5ポイント増加しています。3月から就活が本格化するはずなのに2月時点で内定をもらっている学生が昨年より増えているということは、いかにインターンシップと言われているものが青田買いとして就活を早期化させているか、ということがわかります。

 

 この時期に内定を出す会社は大手とかITなど優秀な人材の取り合いが激しい会社です。だから「うちはよそよりもっと早く採用しよう」という気持ちがどんどん早期化させていく動機になるのです。とはいえ、すべての会社が早期化しているわけではないのでこれからの選考ラインに乗っかるべく活動していけばいいと思います。ただし、勘違いしてはいけないのが、3月1日には「よーいドン」でスタートが切れるように準備をしていなくてはいけないのです。3月1日からトレーニングを始めていたら何周も周回遅れになります。

今日はこんなとこです。

にほんブログ村 就職バイトブログ 大学新卒の就職・就職活動へ
にほんブログ村