新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
去年はコロナ禍で大変な一年を過ごしましたが、今年はどんな年になるのでしょうか?変異種が確認され、さらなる拡大が懸念される状況で不安はありますね。ただ、去年経験しているので、どのように対処していいのかはある程度慣れてきている部分もあるので狼狽することはなくなると思いました。
今回新春一発目の話題は「逃げ恥新春スペシャルドラマ」です。詳細を語るとネタバレになってしまうので書きませんが、今を表すワードと今後を考えると真剣に検討しなくてはいけない内容など盛りだくさんの2時間半でした。このドラマで私が興味深く見た内容を2つに絞って書きます。
①仕事を属人化しない。
→今までの仕事は○○さんがやる、ものでした。誰がやっても同じではなく○○さんがやるというように属人化していました。その人でないとできないから、なかなか休めないし変わりが効かないので人事異動で○○さんがいなくなると仕事が落ちてしまうということはよくある話でした。それを組織で取り組むことで○○さんに依存しなくても仕事が回るようになるので負荷が分散されて休みも取りやすく、仕事も効率化できます。わかってはいてもなかなかできない日本の会社風土に問いかける内容だったと思います。
②女性の働き方を女性の目線だけではなく男性にも考えさせる内容だったこと
→安倍前総理の時に「女性が輝ける社会」とかキラキラした言葉でごまかされていることに個人的には違和感を感じていました。私は男性なので違和感を感じる、というと「男だから」と言われてしまうので憚られました。しかし、ドラマの中で家事や育児を分担するとか今まで言われてきたことを素晴らしいこと、として描くのではなく上手くいかないことを夫婦でどのように乗り越えていくか、ということに主眼を置いて描いていたことに好感を持ちました。どうしても日本社会は昭和を引きずり男性に付き従う女性として夫婦を描くことが多かったと思います。収入も減るのは確実な中夫婦で共に働いて世帯収入を確保することを第一義として考えた場合、家事や育児をどうするのかという現実的な問題を考えなければいけません。そこをしっかり考えたうえで夫婦間や会社などリアルな問題提起をしたことに好感を持ちました。
我々の暮らしている時代を現在の価値観でしっかりと描いていたので考えさせられたドラマでした。かなり見応えがありました。しかし、政府が想定する庶民の生活モデルは今でも昭和の時代のままで夫婦と子供二人の家族モデル、妻は専業主婦を想定していまだに年金制度で3号被保険者が存在しているのは違和感しかありません。今ある現実に目を背けず、我々国民が真剣に将来を見据えて富も負債も分配することを考えないといけないと思います。
今日はこんなとこです。