就職活動にかかる費用について考える

こんにちは。

 

 現在4年生の2021年卒新卒の採用がまだ継続する中、現在3年生の2022年卒新卒採用の序盤戦であるインターンシップも進行しています。企業はこの2つを両輪で回しているところもあれば、2022年卒に注力している会社もあります。いずれにしても採用活動は年がら年中やっているということです。昨年までは対面形式が基本だったので参加する学生は会場まで足を運び、説明を聞いたりグループワークをしたりしていました。今年はコロナ禍による影響でオンライン形式が一般化してきました。来年も継続されていくことは以前のブログにも書きました。

 

 そこで人の移動を極力減らすオンライン化によって就職活動にかかる費用はどのようになったのかについて考えます。情報の出所はキャリタス就活2021の学生モニター調査結果10月号です。詳細はこちらをご覧いただけると図表があります。ここでは概要の説明をします。以下の数字をご覧ください。

 

就職活動にかかるお金の合計

2020年卒者:全国平均 ¥136,867 2021年卒者:全国平均 ¥97,535

昨年対比:28.7%

 

大きく減っていることがわかります。何が減っているかというと交通費、被服費、宿泊費といった対面を前提にした費用が減っています。逆に増えたものがPC代などの備品代でした。Zoomなどのオンライン会議システムを活用することが多くなったのでスペックの高いPCに買い替えた方が多かったのでしょう。就活にかかる費用が10万円を割ったのはこの10年で見てみると初めてのことです。それ以前はどうだったかまではわかりませんが2010年卒の¥162,911から始まり、ほぼ同じような金額で推移していたようですからコロナ禍の影響はかなりあったことがわかります。

 

 ではこのお金をどのように捻出しているか?ということです。モニター調査によると学生自身が工面したという回答は44.2%でした。親に借りた学生が8.7%、親に負担してもらった学生が47%でした。私個人の意見としてはこれから社会に出て自分で生活する糧を得るために就活をするのに親のすねをかじるのはいかがかと思います。そういう人は多分社会に出ても親を頼るのだと思います。しかし親もずーっと子の面倒を見られるとは限りません。「自分のことは自分でやる」というのは基本中の基本です。

 

 就活はタダではできないことですからアルバイトを計画的にやってお金を準備しておきましょう。そして無駄な支出を減らしましょう。そして資格取得や公務員講座など必要なお金を自分に投資しましょう。このようにお金を「稼ぐ」「貯める」「投資する」というのは社会に出ても必要な能力です。どんぶり勘定にせず、計画的にお金と向き合う意識を育てられるのも就職活動だと前向きに捉えて頑張ってください。今日はこんなとこです。

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