未内定者が未内定者である理由について考える

こんにちは。

 

 今日は内定式から1か月が経ったタイミングですが中々就職の状況が厳しいのも現実です。そこで未内定者が未内定者である理由について考えてみました。

 

自分がやりたいことが明確であるがゆえに他の選択肢を全く検討していなかった

 

 これは大学でのキャリア教育の負の側面ではないかと個人的には思っているのですが、「やりたいことは何ですか?」「あなたの夢は何ですか?」ということを考えて見つけ出した「本当にやりたいこと」を強く思うようになります。これ自体は全く問題ないし、むしろやりたいこともなく社会に出ることのほうが問題だと思います。しかし研ぎ澄まされた「やりたいこと」の陰に削ぎ落された「興味のあること」が捨てられてしまい、思考の片隅にも残っていないということが問題なのではないでしょうか?

 

 就職活動の序盤戦はみんなが一斉にスタートラインに立っているので横並びです。選考を経て優勝劣敗が明確になります。そうすると次の手をどのように打つかが次の優勝劣敗を決めることになります。二手三手先まで策を考えている人はやりたいことを優先順位付けして次の行動に移します。しかし、やりたいことを研ぎ澄ましすぎた人は初志貫徹でやりたいことに派生する仕事に固執します。一見素晴らしい行動ではあるのですが、日本の新卒採用戦線ではある一定のタイミングを逃すとチャンスもなくなるのが現状です。

 

 その結果、こだわりすぎが原因で未内定の状態が続くということになります。気付いた時にはすでに遅し、となってしまう方が多いのです。悔いを残さず納得するまでやり遂げたい、と腹をくくったのであれば問題ありません。しかし、学生の話を聞いていると「なんでこんなにこだわってしまったんだろう」と悔いを残す方が多いのが現状ではないでしょうか?話をしていても理路整然と自分の意見を言えるので十分内定をもらえる力はあると思います。「木を見て森を見ず」という言葉がありますが全体を俯瞰して、今の自分の立ち位置と最終的なゴールを設定していつまでにケリをつけるかを考えながら行動することが重要だと思います。今日はこんなとこです。

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