就職戦線、雇用情勢に暗雲が垂れ込めてきている

こんにちは。

 

 今日は物々しいお題になってしまいました。今年はコロナ禍で経済活動が停滞し、景気の先行きが不安視されています。企業の業績に連動するように採用も絞り込まれるor中止されるといった報道も頻繁に目にするようになりました。有名どころだとANAが早々に表明しHISも採用中止を発表。最近だとJALも採用中止を表明し、アパレルだとイッセイミヤケも採用中止と発表されていました。ほかの大手企業だとイオングループも採用抑制を発表していました。

 

 これを見ていると主にBtoCビジネスの会社が影響を受けています。とはいえどもスーパーやホームセンターなどコロナ禍の需要をきっちり取っている企業はこの逆風下でも業績を伸ばしています。まさかの事態ではありましたが全部がダメになっているわけではないという明るいニュースもチラホラとありました。

 

 では就職戦線、雇用情勢はどうなっているのか?総務省統計局の労働力調査2020年5月分結果による完全失業率は2.9%でした。見た目は極めて少ないのですが、2月から毎月0.1%ずつ増えていたのが今月は0.3%増えました。緊急事態宣言で経済を止めた影響があると思います。

出典:総務省統計局 労働力調査2020年5月分結果より

 

でもこれってハローワークに離職票を持って行って失業者と認定された人たちのデータを集計したものです。実際には企業に支払われる雇用調整助成金から休業補償をもらっている人たちもいるので実際には失業予備軍を含めると10%以上の失業率になるのではないかと言われています。

 

 こんな状況なので今のところ問題が表出していないけど、いつか爆発してしまいそうなリスクはあります。このタイミングで新卒の採用を中止するという会社が出てきたのもわかる気がします。この状況下ではあまり楽観視しないほうがいいのではないかと私は思います。内定をもらえて働く場所を確保することを最優先に考えたほうがいいと思います。やりたいことを優先して活動を伸ばしていると急に「採用を中止しました。今内定がある人以外の採用は見合わせます。」という可能性がかなり高いというリスクを想定しておいたほうがいいでしょう。

今日はこんなとこです。

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