エントリーシート対策で考えたこと

こんにちは。

 

 2021年卒新卒採用のための就職対策講座は活発に行われていると思います。私もエントリーシート対策講座で登壇することも増えています。その講座が終わると学生から質問を受けることが多々あります。その質問の質が以前に比べて貧弱になったな、と思ったことについてまとめてみます。

 

 例えばESを書くために必要な自分の強み発見=自己PRについて、何のための自己PRなのかを考えましょう、とよく言います。企業の面接官や人事採用担当に向けてPRすることはおわかりいただけると思います。その内容をもとに面接時に質問して、人物像を明確化して採用するか否かを決めます。その基準は会社ごとに違うので絶対唯一の解はありません。ここまではいいんですが「どうすれば企業の人が評価してくれるんでしょうか?」と絶対唯一の解を求めようとする学生が多すぎます。それを考えるのは自分自身であって、そこの違いが採用の分かれ目になる、といっても答えを求めたがるのです。社会人になってもこんな感じで企業の人と接することになるのかと思うと、そっとしますね。

 

 もう一つは志望動機を書くために企業研究をしましょうという話です。どこにでも通用する内容だと差別化が図れないので業界の特性、その企業の特徴・強み、将来性などを調べます。そこからその企業が向かう方向に自分の力がどのように活かせるかを考え、どのように組織に貢献できるかを述べるのが志望動機と言えます。企業の調べ方として採用ホームページ以外にも上場企業だったらIR情報をみるとか、新聞で取り上げられた情報などを比較検討することで自分なりの企業像を作ります。これも自分の持っている情報量や類推する力など個人差があるので、差別化を図れるポイントになります。これについて「何をしたらいいですか?」とすぐ答えにたどり着くために質問をするのはいかがなものかな、と思いました。自助努力で何かをすることの重要性をもう少し考えてほしいな、と思いました。

今日はこんなとこです。

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