こんにちは。
今朝の日経新聞に内定辞退率の高さが書かれていました。それだけ人不足で新卒を大量に採用しようということの裏返しだと思います。辞退されても、それでも人を採用しなければいけない状況なので多少のことは目を瞑らざるを得ないのでしょう。でも今はいいですが不景気になったときに「なんでこんなやつを採用したんだ!」という逆ビズリーチのような人材があふれるものです。かつてのバブル採用世代や10年前の採用バブル世代がそれです。勝ち残る人は当然いますが、補って余りあるほどのなんとなく入社の人たちが多いのです。その違いはどこにあるのか?
それはズバリ「企業研究の甘さ」です!
面接対策講座で模擬面接を行います。その時に現時点での志望企業を想定して志望動機を語ってもらいます。毎年よくあることではあるのですが「その会社の商品が好きです」とか「その会社のサービスが好きです」とか「企業理念に共感しました」といった類のものが非常に多いのです。商品やサービスが好きというのはその会社のファンということのアピールであって就職先として利益貢献するためのアピールにはなっていません。
それでは利益貢献をするための企業研究とは何か?まずはその会社の業界におけるポジションを理解しましょう。どこに強みがあるのか?取引先はどのようなところなのか?同業他社と比較して特徴はどこにあるのか?くらいは確認しましょう。ということで1社調べればよいという問題ではなくなります。複数を掛け合わせて調べる必要があります。そしてどの職種で応募するのか?どのような仕事をするのか?を検討するためにOB訪問をしたり就職サイトや企業の採用HPにある先輩情報を参考しましょう。これらを複合的に検討した結果、その会社独自の志望動機が形成されるはずです。
「なんとなく」志望したというのは企業にすぐ見抜かれます。本当に入社したければ自分の不安を解消するためにいろいろ調べるはずです。そのひと手間がかけられないのであれば入社後にお客さんに対してひと手間をかけられない人だと認識されて当然でしょう。お金を稼ぐというのはそれくらい大変なことだと認識してぜひ「ひと手間」を惜しまずかけてください。
今日はこんなとこです。