経団連が就職ルールをなくすと宣言した裏側について考える面白い記事

こんにちは。

 

 先月経団連の会長が就職時期に関するルール作りをやめると宣言しました。大学や中小企業などからルールは必要ということでもめているようですが、2020年卒の新卒採用からルールなしの状態で就活が始まるようです。

 

 現状のルールですと大学3年の3月から就職サイトがオープンしてここから正式にスタート、ということにはなっています。でも実際は3年生になったばかりの6月にはインターンシップ向けのプレ就職サイトがオープンしているのでルールがあってないようなもんです。選考は4年生の6月解禁とはなっていますが実際は4月に内々定が出ていることなんて当たり前です。形式的に6月1日に呼び出して「扉を開けたら2秒で内定」なんてことが起こるわけです。

 

 そんな現状はもはやルールなしの何でもありの状態なので経団連会長も「そんなルールっているの?」となったのではないでしょうか?

 

 さてタイトルにも書きましたがこの問題に関して面白い記事が今週のFLASHに掲載されていました。読売テレビのキャスターだった辛坊さんのコラムです。結論から言うと就職が早期化し、青田買いがどんどん進み、大学1,2年生で内定をもらうような事態が起こりうる。そうなると大学の成績が全く関係ない選考になる。内定をもらったら勉強するモチベーションも特にない。だから段々アホになる。そうやって早期化したことでアホばかり採用することで企業の力が弱まっていく。

 

 新卒一括採用の弊害を説いてちょっと極端な書き方をしていました。でもあながち間違っていないと思ったのは一括採用だから起こる問題であって必要なタイミングで必要な人材を採用する通年採用にすればこんな問題は起こらないのです。そうすると新卒とか中途に関係なく必要な能力や経験を持っている人を必要な時に採用するわけです。

 

 そうすると実は経験や能力に乏しい若年者(新卒)が割を食うのではないか?と記事は結んでいました。単なる就活テクニックを磨くよりも生きていく上で必要な対人コミュニケーション力やチームワーク、専門的スキルが必要になるでしょう。そのための自己啓発を怠らずに続けていくことが大切かもしれません。

今日はこんなとこです。

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