安定を求める

こんにちは。

 

 今日は安定を求めると題して最近の学生さんの気持ちを読み解きたいと思います。世の中が不安定だからこそ「絶対的なもの」「安定したもの」を渇望するのだと思います。なぜこんなことを書こうと思ったかというと大学で担当している授業のプレゼンで学生が「安定した企業に入りたい」とか「公務員になりたい」と発言するケースが多いからです。

 

 日本は失われた20年といわれたバブル崩壊後の混沌とした経済状況により「リストラ」とか「非正規雇用」とか夢のない言葉があふれていました。そんなご時世に生を受けて今就職する年次になったときに安定を求めるのはごもっともだと思います。

 

 しかし、今まで「安定」していて「絶対的なもの」と信じられていたものが揺らいでいるのも事実です。東芝やシャープがあんな状況になるとは10年前には想像もつかなかったですし、東京電力はいまだに原発の補償問題などで昔のような栄華を誇るようなことはありません。これからもこういった企業はどんどん出てきてもおかしくないと考えるのが妥当ではないでしょうか?新興国の追い上げは半端じゃないですからね。

 

 ということで安定を求めても安定がどこにあるか正直わかりません。それよりも自分自身が変化に適応できるように心構えをして、日々自己研鑽することを考えたほうがいいかもしれません。会社が万が一つぶれても会社に依存する生き方をしていなければ自分一人で生活できるだけの能力を養えているはずです。それを活用して独立してもいいですし、他社に転職してもいいと思います。「備えあれば憂いなし」ということで自己防衛のために力をつける努力をしてみませんか?

今日はこんなとこです。

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