逃げるは恥だが役に立つを観て考えたこと

こんにちは。

 

 今日で逃げ恥が終わってしまいましたね。2016年下期で一番面白いドラマだったと私自身は思っています。世の中的にもかなりブームなようで今年の10月から始まったタイムシフト視聴率がリアルタイム視聴率を抜いたと話題になり、合計で30%を超えたなんて話もありましたね。

 

 このドラマはもどかしい恋愛模様が面白いというのもあるのですが家事を労働ととらえて契約結婚をするという斬新な設定が個人的には面白かったです。先週の話でみくりの「やりがい搾取」とか「好きの搾取」というセリフがありました。私も「やりがい搾取」は学生のころから感じていたので妙に共感してしまいました。具体的な社名を挙げるとまずいと思いますので伏せますが世界的に有名な外資系グローバル企業はこの「やりがい搾取」を日本において結構しているよな、と感じています。お客様にワクワクする感動を提供するとかミッションを掲げて宗教チックに啓示を与えてお金より氏名が先行するように仕向けるのがまさにやりがい搾取だと思います。得られた利益が適正に労働者に分配されているとは考えられません。君たちスタッフは使命を達成した喜びをみんなと享受できてハッピーだね、という雰囲気を醸成してお金ではない価値に重きを置くような演出が極めてうまいと思います。

 

 こうやって書くと守銭奴かと思われてしまうかもしれませんが、これがまさにみくりが指摘していた部分ですよね。労働の対価として客観的な評価は賃金であり主観的な評価がやりがいなのではないでしょうか?特に日本ではお金は汚いもの卑しいものという価値観が根底にあると思うので上記のような洗脳が成り立ちやすいのではないかと考えました。

 

 人それぞれいろんな考え方があると思いますが私はやはり「対価」にこだわりたいですね。身分や性別、年齢などであやふやに決まる賃金はご免蒙りたい、と逃げ恥を観て感じました。

今日はこんなとこです。

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