企業にも寿命がある

こんにちは。

 

今日は企業研究的な内容になります。

学生さんは志望企業を選ぶ際に大手企業に目をつけます。私もそうでした。

ここで大手企業でも比較的新しい企業と100年以上の歴史を有する企業では中身がだいぶ違うことが多々あります。

例えば三井物産は明治新政府が誕生したころにその前身の会社が発足しています。

創業事業は世界各地で物資を調達し、手数料を乗せて販売する事業です。

今でも同じようなことはしていますが、1980年代あたりから斜陽になり総合商社は何をしたかと言うといわゆる「投資会社」になったのです。有望な産業に投資して人材を供給することによりその事業を成り立たせ、リターンを得るビジネスモデルに変わってきました。

同じことをやっていると寿命がきて死んでしまうので新陳代謝を図って新たなことに取り組み脱皮していくという訳です。

それに対して例えば家電メーカーはその名の通り家庭で使う電気機器を作って販売しています。テクノロジーの進化で新しいものはドンドン生まれていますが基本的には三種の神器と言われた頃の商品が進化しただけで全く新しいものに生まれ変わったわけではありません。そうするとそこそこの品質で安価につくる新興国メーカーが台頭し苦しんでいるのが現状です。あのシャープも台湾資本の鴻海傘下になったのが象徴的なことといえるでしょう。

このように同じことをずっと愚直にすることは重要ですが、時代のニーズに合わせて変化することも重要です。そのままだと人の寿命と同じで動脈硬化などの生活習慣病を患って死んでしまいます。

なので企業研究をする場合は会社の歴史やコア事業が何かなどを辿るとその会社の強さも見えてきて企業研究も楽しくなると思います。

今日はこんなとこです。

 

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