こんにちは。
就職戦線も建前は8月から面接が開始となっていますが実態は4割以上の内定者がいる状況になっていることは各種報道からもわかっております。しかし、本丸の大手企業はこれからが面接の本番(といっても面談という名目で選考は進んでいるので8月1日は最終面接だと思いますが)なので、準大手・中堅・中小企業で内定をもらっていた人たちが一斉に辞退するので、それらの企業はさらに採用活動をやり直すことになります。
さて今回のテーマに挙げた資格について考えてみます。ESや面接の際に資格を強調される学生さんが多いです。これは大変素晴らしいことだと思います。しかし、資格を持っていることと実際の業務ができることは別物なので企業は資格を持っているから採用するということにはなりません。業務を覚えてから会社負担で資格を取得させることがあるくらいです。順番としては自社の業務でその次が必要であれば資格、という位置づけです。
持っていることに越したことはないですが、資格がすぐ武器になるということはほぼないです。資格がないとできない仕事(医者、弁護士、会計士、税理士など。不動産業の宅建もこれに入るかもしれません)は別ですが、たいていの場合は資格をそれほど重視してはいません。それよりは企業で教えることができないその人物の基本的な人柄を評価するのです。たとえば根気よく努力できる能力、人に言われなくても自ら考えて行動できる能力、いつも周りに人が寄ってくる人間的魅力、など数値化できないけどその素養があれば成長余力があると判断できるものを企業は評価します。
なので「資格取得頑張りました、すごいでしょ!」アピールの一本足打法では企業とミスマッチを起こします。つまりバランスが大事だということです。
今日はこんなとこです。