こんにちは。
内定もかなり出てきましたね。大本命企業はまだ内定は出ていないかもしれませんが大勢は決したとみていいのではないかと思います。なんか変な話ですけどね、本当は8月から選考開始なんですから。日本ってつくづく建前の国なのだなぁ、ということがこういったくだらない形式的なものから見て取れます。
さて、内定をもらっていない学生のカウンセリングなどでいろいろお話を聞きますが共通点をみつけました。それが「核となるもの」がないということです。どのようなことかについて詳しく説明します。よくあるパターンですが「英語が得意だから貿易事務をやりたい」とか「宅建を取得したので不動産屋で働きたい」といった類のことです。悪くはないのですが良くもないのです。なぜならば英語=貿易事務ではないですし宅建=不動産屋ではないからです。必要条件かもしれませんが十分条件ではないのです。事務の中でも貿易を扱うのであれば貿易の何たるかを知ってなければいけないでしょうし、英語を使って顧客とコミュニケーションをとるための術、交渉術など英語以外に必要なことのほうがたくさんあります。宅建にしても不動産の契約を結ぶときの重要事項説明は宅建主任者でなければいけない、と法律に書いてあるので必要条件ですが契約を取るまでの営業力や交渉術や顧客を見つけるマーケティング力などこちらも宅建以外に必要なことがたくさんあります。
つまり核ではないその他の部分でコア業務についてやりたいといったところで何のアピールにもならないのです。いい包丁を持っていたらいい料理人になれると考えますか?そんなことはないですよね。いい技術や経験を持っているからいい包丁は威力を発揮するのです。ここを勘違いして企業にアピールしても響かないのです。
今日はこんなとこです。