目指す山はどんな山ですか?

 こんにちは。

 

 今日は学生さんにありがちなやりたいこと重視の企業選びについて企業目線でモノ申します。

学生さんは「自分は●●という強みがあるので◎◎をしたい」とESや面接でアピールをします。それ自体はもっともなことですし、どんどんアピールしてほしいと思います。ここからが重要なことですがその強みが自分の独りよがりになっていないかということです。自分で思ったことを強みと認識してアピールしていても相手が求めているレベルかどうか客観的な視点と掛け合わせないと全く響きません。

 例え話をします。山登りの話です。山に登るということは目的があります。ハイキング気分で気持ちをリフレッシュさせるためにのぼる山。高尾山を想像してください。この山に登るためには重装備は必要ありません。軽装で気軽に登れます。次に踏破することがやや難しくのぼることに達成感を味わえる山。富士山を想像してください。軽装では登れませんね。しかも気温差があるので夏でもTシャツ、短パンでサンダル履きでのぼるのはアホですよね。最後に踏破することが極めて困難な山。エベレストを想像してください。重装備かつ体力もいるので事前に相当な訓練が必要です。しかも踏破するために高地で体をならすなど手間もかかります。

 つまりのぼる山を設定したらそれ相応の準備と自分の能力を掛け合わせてチャレンジします。山登りではすぐに理解できることが就活になると誰でも気軽にエントリーできるので結構学生さんは軽装備なのにエベレストにチャレンジする人が多いです。そういう人は確実に遭難してしまいます。挙句、卒業までに就職が決まらず就職浪人したり、卒業後に既卒枠で応募したりするのです。そうならないためにも自分の能力を知り事前の準備をしっかりしてからのぼる山を設定すれば踏破することができるでしょう。

 今日はこんなとこです。

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