ヒット商品番付に見る今年のトレンド

こんにちは。

 

今日の日経新聞に2014年ヒット商品番付が発表になりましたね。

東の横綱が「インバウンド消費」で西の横綱が「妖怪ウォッチ」でした。大関以下色々ありますが就活の業界研究という観点で私が着目したキーワードは「インバウンド消費」「牛すき鍋膳」「NISA」「ちょい飲み」です。なぜ着目したかの理由は以下の通りです。

 

「インバウンド消費」・・・訪日外国人が1300万人になるということは近年のアジア諸国に対して短期滞在であればビザ不要という政策の転換と円安の効果です。さらに今年の10月から訪日外国人に対する免税品目の拡大により消費が今まで以上に活発になりました。実際に株価でビジット・ジャパン銘柄は軒並み高騰しています。百貨店やビックカメラやラオックスのような免税に力を入れている家電量販店、コメ兵などの中古ブランドショップなどがそれです。

「牛すき鍋膳」・・・ジャパニーズ・ファストフードの代表格である牛丼はデフレを象徴する食べ物でした。この流れを断ち切るために吉野家が投入したのがこの商品で客単価の上昇に寄与しました。これに目を付けたすき家が追随してオペレーションが破綻をきたし鍋の乱と言われるバイト脱走劇が繰り広げられたことも印象に残りました。

「NISA」・・・今年から少額非課税投資のNISAが開始されました。アベノミクスと相まって投資を始める人々が増えました。株価の下落局面でも個人の買いがあったことで大幅な下落が回避されたことも多々ありました。2016年には子供NISAが始まるかもしれないとか限度額が現行の100万円から将来的には200万円まで増額されるかもしれないとか個人の現金が市場に流入するきっかけができたと言えるでしょう。

「ちょい飲み」・・・駅前に大量出店している「日高屋」というラーメン店がサラリーマンのちょい飲み需要を喚起しこれに追随する外食産業が増えています。筆者もバーミヤンやサイゼリヤなどでお酒を飲むようになりました。昔はファミレスで飲むという発想はありませんでしたが料理のクオリティと価格のバランスがよく、飲み物も豊富なので居酒屋の需要を確実に喰ってますね。吉野家でも吉呑みという2階に店舗があるお店で夕方から営業したりしています。

 

このように企業はあの手この手で消費を喚起しています。アイディアひとつでホームランが出る訳ですね。こういう仕事は楽しいです。皆さんも仕掛ける側になって主体的に仕事に取り組んでいただければと思います。

今日はこんなとこです。

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