こんにちは。
今日日経電子版を朝の通勤電車で読んでいて今まで考えたことを整理してみました。
就職サイトが主導する形で採用戦線が進んでいた今までとは違うやり方で人材を採用していこうという試みが昨年あたりから出始めました。大量エントリーがもたらす弊害としていかに落とすかが主眼となり、消去法で均質化した人材ばかりを企業は採用することになりました。学歴フィルターとかの類です。これは経済が成長し続け、一度出来上がった儲けの方程式があれば何年も稼げる時代であれば機能する採用方法かもしれません。
しかし現在はこの方程式が複雑になり、しかも稼げる期間が短期間になっています。
そうすると他社とは違う視点で物事を考えて自ら課題設定と解決を行うことが重要です。
前振りはこれくらいにして本日の日経電子版に掲載されている就職探偵団で企業が面白いというか変わった面接をしていることを取り上げていました。企業が学生のところを出向いて面接を行ったり自社の外食店で食事をして面接したりとか手間をかけてちょっと変わった人材を採用しようという動きです。今までの消去法採用では見出すことができなかった人材を発掘することが目的のようです。エントリー数は激減しても面白い人材に出会えているようです。
もう一つは学歴不問・成績不問のグーグルの5つの採用基準という記事です。
ここで掲げられた5つの基準は
①学ぶ力・・・純粋に学ぶ能力、新機軸を身につける能力、臨機応変に学ぶ能力、一見共通点のない情報のなかに一定のパターンを見つけ、次のステップに踏み出せる能力
②リーダーシップ・・・自ら名乗り出てガイド役を務め、担当する仕事や役職名などにこだわることなく、人びとを導いて必要とされる結果を出すことのできる人材
③謙虚さ・・・自分よりもすぐれたアイデアの持ち主の主張に耳を傾けたり、よりよい仕事のこつを学ぼうとしたりする率直さ
④自発性・・・責任をもって問題を解決し、会社を前進させることができる、現状打破に情熱を燃やせる人材
⑤専門知識・・・専門知識は5つの基準のうち、一番重要ではない
どうですか?専門知識が重要で資格をいっぱいとって差別化しようとしている学生さんは多いかもしれませんがそれだと「均質化」した人材になってしまうんですよね。それよりも様々なものから学び本質を見出し、どのように実現すればよいかを考え自分が先導役になれるような人材がグーグル以外でも求められてます。
もう一度自分のアピール内容が他の学生と同じ「均質化」しているかどうかを検討していてはいかがでしょうか?
今日はこんなとこです。