受かるグループディスカッションのコツ その3

こんにちは。

 

 今日は3回目ですがそれぞれの役目についての解説をします。今日は「司会」について書きます。「司会」はハイリスク・ハイリターンと言われます。それぐらい司会の出来不出来がディスカッションの出来不出来に影響を及ぼします。私もグループディスカッションの面接官を何回もやりましたがダメな司会が仕切るとまとまりが悪くなるのは否めません。

 さて、そんな司会ですがやはりリーダーシップを目の当たりにすると面接官の評価が高まるのは事実です。実際企業はグループディスカッションで何を評価するかをきめます。ある企業は「リーダーシップ」だったり「客観的かつ論理的思考」だったり「協調性」だったりと評価ポイントは異なります。このグループディスカッションで1名だけ合格させろ、と言われれば上記ポイントの力を発揮した人だけを合格にできるのですが、たいていは6~8名のグループディスカッションで2~3名の合格者を出します。その時に必ずと言っていいほど上手い司会をしていた学生が合格になります。やはりリーダーシップをその場で発揮されると説得力があるんですよね。

 ということで司会を上手に行うポイントを3つ挙げます。

 

❶進むべき道を提示し、そのゴールに向かってメンバー全員に仕事を割り振る。

→良い司会はすべてを自分でやりません。意見を集約し進むべき道を提示し、議論を盛り上げるために意見を集めます。積極的に意見を出す人、いい意見を言うがそれほど発言をしない人、全く話さない人といろんなタイプを短い時間で見極め、タイプに合わせた話の振り方をすることがポイントです。

❷話の振り方が無理強いしていなくて自然である。

→司会の役目は議論を盛り上げるための仕切り役ですが、話を振ればいいと思って目があった人にいきなり話を振る強者がいます。振られたほうは準備もできていないので何を話してよいかわからなくなってしまいます。この時のポイントは上記❶で積極的に意見を出す人に振ることです。如才なくこなしてくれるでしょう。全く話をしない人にはこういう風に振ると良いでしょう。「今AとBで意見が分かれました。Aには○○という特徴があってBには■■という特徴があると思うんですけどあなたはどのような意見を持っていますか?」こういう風に聞かれればAかBについてそれを推す理由を述べればいいので答えやすいのです。いきなり「これってどう思いますか?」と言われても何を「どう」思えばいいのか定義がないので困ってしまいます。いい意見を出す人は最後のほうでクロージングに使うといいでしょう。このタイプの人は、じっくり考えてるので口数は少ないですがこの意見に乗っかると議論がうまくまとまる確率が高いのです。だから最後に話を振ると双方にメリットがあるのです。

❸話の口火を司会である自分が切る

→これは自分が進めたい方向に誘導する意味があります。この意見に賛成されるにしても反対されるにしても起点を作れます。それ以降の議論はその起点から派生するので賛成派と反対派に上手く話を振れます。これが「場をコントロールする」ということなのです。それもすべてを司会の独断で進めたのではなく、他者の意見を集約しつつ議論を進められるというメリットがあるのです。他者に起点を作られると自分が頭に描いたことと違うのでやりづらくなります。

 

参考にしてみて下さい。今日はこんなとこです。

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