学生が陥るESの失敗 その5

こんにちは。

 

エントリーシートの第1回締切が来週いっぱいというところが結構多いですね。試験とも重なって大変かと思いますがタイムマネジメントを意識して頑張って下さい!

 

さて本日は学生のESを読んでいてよく見るフレーズとそれを見て人事はどう思うかについて書きます。

 

①私は学生時代に部活(サークルorアルバイトなど)で負けて(失敗して)悔しい思いをしました。悔しい思いをしたくないので○○(練習などの類)を頑張りました。

 

⇒これって書いてる側は何をアピールしたいのでしょうか?今シーズンだけで500枚近くESを読んでいますが「悔しいです!」とザブングルの加藤のようなバージョンが何でこんなに多いのかとこちらが戸惑ってしまうぐらいよく目にします。人事からすると悔しいとか楽しいとか悲しいというのは個人の主観的な感想なんですね。だから「あ、そうですか。」としか言えないんです。求められているのは主観的な題材を客観視することでどのような解決法や克服法を見出したかを評価します。感想文にならないように第三者が読んで納得できるように客観視して文章を書きましょう!

 

②(努力した結果)その結果が実りませんでした。しかし、努力した自分に誇りを持ちたいです。これからもコツコツと頑張っていきます。

 

⇒確かに努力をしたのでしょう。コツコツやることは素晴らしいです。それを否定する気持ちもありません。しかし、企業は常に成長をしなければなりません。頑張ったことが結果に結びつかないといけないのです。上場企業だと株主に利益を還元しなければいけないので、なおさらシビアに評価されます。という訳で②のような表現をしている方を採用するかと言えばそれはないでしょう。失敗してもいいんです。結果が出なくてもいいんです。そこからどのようなプロセスを経て結果に結びつけたかが大事なのです。こうやって書くと何か特別なこと、例えば甲子園出場とか弁論大会優勝とかそういうネタがないとダメなんじゃないかと思われますが違います。世の中のほとんどの人は普通の人です。そういう人が会社員の多数を占めています。その人たちは特別なことをしているわけではないですが、できないことができるようになった成功体験は大なり小なり持っています。

私も学生時代はサークルも途中で辞めてバイトばかりしていました。しかし、バイト先では重宝がられて可愛がられました。別に皆さんのような副部長のようなことは何もしていません。あいつに頼めば何でもこなしてくれるという安心感があったそうです。なぜそう思われたかと言うと店長やパートさんに言われる前に期待されていることをこなしていたことだと思います。そうすることで「気が利くな、お前」と思われたのでしょう。よくご飯を奢ってもらっていました。こんなネタでもプロセスを明らかにすれば説得力は増します。もう一度自分を見つめ直して相手を説得できるエピソードを探してみて下さい。

長くなりましたが今日はこんなとこです。

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